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ここは古い伝説の数多く残る町、ジャニンバル・バレー。 周囲を切り立った崖と深い森に囲まれた小さな町ではあるけど、それでもこの町は観光客が多い。 それもこれも、『放浪の魔女 ジャニンバル・デイジー』の終焉の地となっているからだけどね。 デイジーは伝説の錬金術師にして大魔道師であったと言われている女性だ。 伝説では二百数十年にも及ぶ長い生涯を20代の若さで生き抜いたと言われている。 そして、この地で生涯最後の実験を大失敗。 それで命を落したと言われている。 この谷は、そのデイジーの失敗から出来たと言われているのだ。 でも、その説とは逆の説もあるのよね。 この地に封じられていた『悪魔』と戦った結果だとも言われてるの。 だからこの谷はクレーター状になっているってね。 その説では、デイジーは戦いの後のこの地の悲惨な有様を見て、この地に豊かな森を作り出したと言われてるの。 そして、疲れきった彼女はその森の中で眠りについたといわれている・・・。 つまり・・・もしかすると、この深い森のどこかに彼女の遺産なり、彼女本人がいるかも知れないのだそうだ。 ちなみに私は本音を言うと信じてない。 第一、魔女なんているわけないでしょ? この谷だって、太古の隕石衝突でクレーター状になったにきまっている。 でも、町にとって貴重な観光客を呼べる伝説だ。 まさに魔女様々ってところだろう。 それで、この村にはいろんなデイジー関係の資料などが集められている博物館もある。 しかし、当然のことながら『教会』はない。 町を上げて魔女伝説を観光スポットにしてるのに、魔女弾圧なんてやった教会なんて置けるはずないでしょ? 私も表向きは信じている事にしているし、その手の知識は観光客を相手にするには欠かせない。 それで、普通の人よりはよく知っているってわけ。 そうして、今日も観光目的か、その眉唾物の話しを信じて遺産を探しに来る人など、色々な人達がこの宿を訪れる。 私はこの宿の看板娘、ジャニス・J・ブロッサム。 看板娘っていってもアルバイトだけどね。 「いらっしゃい!」 「お? さすがはデイジーバレー。 宿で『銀髪』の女の子に会えるとは思えなかったよ」 観光客か。 しかもオカルトマニア・・・イヤな客だわ。 でも、仕事は仕事として割り切らないとね。 「お? お客さん、通ですね。 ここをデイジーバレーなんて呼ぶなんて」 「はっはっは、魔女デイジーの事ならなんでも聞いてくれ。 私は研究者なんでね」 「ところで、泊まりますか?」 「ああ! 幸先良い出会いだよ! 早速、チェックインを頼む。 期間は1週間だ」 「では、サインをお願いします」 ロバート・E・ハワードか・・・。 「ロバートさん、御部屋に案内します」 「頼むよ。 ところでその髪は地毛かい?」 「ええ。 だからこの町で一番大きい宿で働けてるんです」 デイジーは腰まで届く美しい銀髪だったそうだ。 もっとも私はショートカットだけどね。 私の両親は、私の将来に何の心配もないと喜んでいる。 私は来年から、この宿に正式に就職する事が決まっているのだ。 この町では銀髪の子はどんな綺麗な子よりも、接客業では優遇される。 そういう町なのだ。 「いやあ、ボクはついているなぁ。 デイジーそっくりの人が働くホテルに泊まれるなんて・・・」 私は客の戯言に適当に相槌を打ちながら、部屋まで手荷物を運んでチップを貰った。 さて、次の客の来訪に備えないとね・・・。 私がフロントに戻ると、そこにはすでに次の客が待っていた。 「一週間で頼む」 その客はこの町では珍しいアジア系の男性らしい。 しかし、言葉になまりはまったくない。 逞しい体に黒で統一された服を着ていて、顔に入った傷がイヤでも目を引きつける。 それに・・・なんだが怖そうな人だ。 なんというか・・・威圧感があるのだ。 「は、はい。 では・・・サインをどうぞ」 カリヤ クルス。 日本人だろうか? ますます珍しい。 「日本の方ですか?」 「ああ。 クルスと呼んでくれ」 「職業は何を?」 「・・・宣教師だ」 そういって彼は、胸元から十字架を取り出して見せた。 宣教師? まだ諦めてなかったのね。 魔女信仰してるといっても良いこの町で、キリスト教会が広まるはずもないのにね。 あ〜あ、ご苦労様。 私が荷物を持とうとすると、彼はそれを丁重に断って自分で運ぼうとする。 「部屋まで届けますよ?」 「自分の物は自分で運ぶ事にしてるんだ」 「・・・そうですか」 それでも彼は部屋まで案内すると、チップを払ってくれた。 金余りの日本人って雰囲気でもないが・・・気前は良いらしい。 結局、彼を最後に客が来ないままに夕方を迎えた。 まあ、今は観光シーズンではないからこんなものだろう。 私は、『御用があれば呼び鈴を押してください』と書かれたボードをフロントに立てると、カリヤの部屋に向かう。 早めに諦めてもらう方が良いだろうからだ。 「ミスター・カリヤ。 忠告しに来たの」 「オレの事はカリヤと呼んでくれ」 「じゃあ、カリヤ。 私もジャニスでいいわ」 「わかった」 「それよりもさ・・・布教なんて諦めた方が良いと思うわよ?」 「そうかもしれん。 だが、やってみないと分らないだろ?」 「まったく・・・強情な人ね。 今まで来た人とは違うタイプみたい」 「生まれつき強情で頑固なんでね」 「本当に出来ると思っているの? 諦めて観光を楽しんだ方がいいと思うわよ?」 「そういうわけにもいかなくてな。 それに、キミには関係ない話しだろう? ・・・どうして、そんなにオレに親身にしてくれるんだ?」 「それは・・・気紛れよ」 ウソだ。・・・本音を言えば、彼が気に入ったのだ。 私はこの町では有名人だが、それは単に私がデイジーによく似ているからだ。 この髪はもちろん、成長するに従って伝承に残るデイジーそっくりになっていると良く言われる。 観光客や、町の人はもちろん、両親でさえ私をデイジーの生まれ変わりだと思っているフシがあるくらいだ。 今まで、私に対する評価でデイジーとからめた言い方をしなかった者など皆無だった。 しかし・・・彼はそんなことには、まるで触れようとしなかった。 彼が始めてなのだ。 初対面で私を一人の女性と見てくれたのは・・・。 まあ、『何も知らない』って方が正解なのかもしれないけどね。 「布教ねー・・・何処でやるの?」 「何処が良いかな・・・BARなんてどうだ?」 「無理に決まっているでしょう? BARなんて遺産の発掘が目的の山師どもとオカルト狂いの物好きだけしかいないわよ?」 「どっちにしろ、BARには行くんだ。 酒が飲みたくなったからな」 「ふーん」 その時、フロントから呼び鈴の音が聞こえた。 話しはこれまでらしい。 まあ、彼が諦めるまで、布教の手伝いをしてみるというのも面白いかもしれない。 宿のアルバイトが終わったのは、暗くなってからだった。 私は30分くらい前にクルスに教えたBARに向かってみる。 おそらく彼は必死に布教して、周りからヒンシュクをかっている事だろう。 しかし、予想に反して彼は一人でバーテンを話し相手に酒を飲んでいた。 「ねえ、布教しないでいいの?」 「・・・ジャニスか。 いいんだ。 今日は」 「そういうわけにはいかないんでしょ? 私が手伝ってあげるよ」 私はそういうと、彼の返事も待たずにBARで騒いでいる連中に大声で呼びかける。 「ここにいるのは諦めの悪いキリスト教会から派遣されてきた宣教師様よー! みんな! 話しを聞いてあげて! 諦めたら観光できるとおもうの!」 なぜかクルスは酒にむせた上に、頭まで抱えている。 「ジャ、ジャニス・・・余計な事を・・・」 何か問題があるんだろうか? そんなイマイチやる気になっていないクルスを無理やりBARの真ん中の席に連れて行く。 周りの客は興味津々で集まってきていた。 「・・・あー・・・今、紹介された『宣教師』カリヤ・クルスだ。 クルスと呼んでくれ」 「あんた日本人だろ? 珍しいな、あの国の人間でキリスト教が流行ってるなんて始めて聞いたぜ?」 「まあ、色々あるんだよ・・・人生には」 なぜか、クルスは話しにくそうだった。 「ヘイ! そこ! 茶化さないで話しを聞きなさい!」 「ヘイヘイ。 我が町のデイジーは本物同様におっかねーぜ」 その言葉に周囲の連中が笑っている。 そんな中でクルスは淡々と続ける。 「・・・みんな、神様ってのはいると思うか?」 「いるわけねーだろ!」 「そうさ、この町がどんな町か知っているのか!?」 「・・・だろうな。 以上だ」 その言葉を最後に逃げようとするクルス。 私はそんなクルスを無理やり元の位置に連れ戻す。 「ちょっと待て! あんた宣教師でしょう? そんなので良いと思っているの!?」 「い、いいじゃないか、これでも」 「諦めが悪いって言ってたでしょうが! それなのに、こんなに早く諦めてどうするのよ!!」 「・・・勘弁してくれ」 周りにいる連中は大爆笑していた。 「ハッハッハッハッ、あんたみたいな面白い宣教師はじめてだぜ。 俺のおごりだ、飲んでくれ!」 「もらおう」 そういってクルスは、差し出されたグラス一杯のウィスキーを一気に飲み干す。 布教はからきしでも、なぜか酒には強いらしい。 「おお! 良い飲みっぷりじゃねーか! ますます気に入ったぜ!」 「やるねぇ、クルスさんよ!」 そういった飲み方はこの連中の好むところだ。 彼は知らず知らずのうちに周りに溶け込んでいた。 しかし、本来の目的は飲酒や宴会じゃなくて、布教でしょうが! 「なに布教しないで、酒ばっかり飲んでいるのよ!?」 「今は、猛烈に飲みたい気分なんだ」 「ああ、俺たちと飲もうぜ!」 「あんたとだったら朝までだって、つきあってやるぜ!」 もう周りは宴会モードに入っていた・・・。 「もー・・・。 こうなったら、私も飲むわ!」 「お! 我が町のデイジーも負けてねーな!」 「はっはっはっ。 いいぜ、いいぜ、どんどん飲んでくれ!」 「・・・悪酔いするなよ」 「うるさいわねー! アンタも飲みなさい!」 そういってクルスのグラスにウィスキーを注ぎ込む。 彼はそれをまたもや一気に飲み干す。 それを見た私もなぜか飲む。 もうメチャクチャだ。 周囲は飲めや歌えの大宴会となった。 大宴会は朝まで続いたが、クルスは酔いつぶれる事もなく宿に帰ってきたらしい。 ちなみに私は、慣れない酒を飲んだせいで酔いつぶれてた。 そんな私を、彼が背負って帰ってくれた事を知ったのは、翌日になってからだった。 ・・・覚えのない事とはいえ、少し嬉しいかもしれない。 それは翌日。 痛む頭を抱えてフロントに突っ伏していたときの事。 私の遊び仲間が声をかけてきた。 「ねえ、ジャニス。 大丈夫?」 「・・・う〜・・・大丈夫じゃない〜。 でも、夜までには復活するから〜」 「じゃあ、今日の夜もやるの?」 「もちろん! 今日こそ『あっちの世界』の人とコンタクトを取ってみせるわ! イタタタタ・・・・」 大声を出した瞬間、頭の中で痛みが炸裂した。 自分で自分を痛めつけてどーする・・・。 「あはははっ、御大事に。 でも、相変わらず本気なのね。 まあ、その方が面白から良いんだけどね。 それじゃあ・・・今日の夜に、いつもの場所でね」 「うん。 じゃあね」 私は密かな趣味として『チャネリング』をやっているのだ。 目的はただ一つ。 こことは違う世界の人と交信して、あっちの世界の存在を証明する事。 この町では『ミサ』自体が定期的に開かれている事もあり、この程度の趣味は普通の範疇に入ってしまう。 そういう点では、この町の住人はちょっと感性が狂っているのかもしれない・・・。 それから数分後。 朝から外出していたクルスが帰ってきた。 「おはよう」 「あ、クルス。 おはよう・・・って、アナタ平気なの?」 なにで私の何倍も飲んでケロッとしてるかな〜・・・ 「ああ。 お前はそうでもなさそうだな」 「も〜完璧二日酔いよ・・・それより荷物が届いたわよ」 「荷物? オレ宛にか?」 「うん。 でもさ、何? これ? やたら重いけど」 そういって私は、今朝届いた厳重に梱包された小包を渡す。 その小包はサイズから考えると、異常といえるほどの重さがあったのだ。 「これは・・・宣教師の必須アイテムさ」 「必須アイテム?」 「とっても重い聖書だ。 異教徒の頭を叩くのに使うんだ」 ・・・クルス・・・やっぱりまだ酔ってるんじゃないか? 「まったく・・・下らない事ゆってないで、少しは布教しなさいよ? 宣教師なんでしょう?」 「やれやれ、冗談の通じないヤツだ」 クルスは肩をすくめて部屋に上がって行く。 日本人のくせして、仕草はやたらアメリカンな彼に、私も思わず苦笑してしまう。 その時になってようやく気付いたのだが、二日酔いの気分の悪さが消えていた。 「・・・なんで?」 その問いに答える者はその場にいなかった。 その日の夜。 私はカンテラ(手持ちランプ)を片手に深い森に入っていく。 心配はいらない。 この森にはオオカミもクマもいない。 せいぜいコウモリと鳥くらいのものだ。 まあ、森の規模を考えると、ちょっと変かもしれないけどね。 さすがはデイジーの寝床って考えておこう。 「・・・ジャニス」 その声は森の奥の広場から聞こえていた。 私はその声に導かれるように、いつもの広場にある祭壇跡地にやってきた。 「お待たせ。 待った?」 「ううん。 みんな今来たトコロよ」 「今夜はいけそうね」 「そうね。 なんか雰囲気が良いわ」 ここは雰囲気もバッチリだし、何よりも椅子代わりになる石段まであるのだ。 元々は何かの儀式に使われた場所らしいけど・・・今はただの廃墟だ。 そして、私達のチャネリングの場ってわけ。 「みんな、そろったわね。 じゃあ始めましょう」 そうして私は彼女らと手を繋いで祭壇跡地に円陣を組むようにして座る。 そうして、目を閉じて少しずつ心を落ち着かせていく。 ・・・心を空にして。 ・・・心から聞こえる声に耳を傾けて。 今日はいつになく集中できる。 自分でも不思議なくらい深く集中できた。 そうしていると何か聞こえてくるような気がする。 そんなのは始めてだった。 『・・・やめ・・・ま・・早・・・』 ・・・ん? 声? 声が聞こえるような気がする・・・。 『・・・やめろ・・・』 ・・・やめろ? 何をやめろといっているの? 『・・・今は・・まだ目覚・・・は・・だ!』 確かに何か聞こえる。 人の声のようだ。 女性のようだけど・・・まだ上手く聞き取れない。 どうやらこの声は私にしか聞こえていないらしい。 周りの子はいまだに静かに集中しているようだ。 私はさらに深く集中しようとする。 もしかすると『あっちの世界』の声かもしれないのだ。 集中しすぎてこめかみがズキズキと痛み始める。 その痛みを無視して、私は聞こえてくる声に必死でピントを合わせようとする。 段々とノイズが消えていく。 もう少し、もう少し・・・合った! その瞬間、私の脳裏に閃光が炸裂する。 まあ、イメージだ。 恐れる必要はないだろう。 そうして、閃光が消えると、私の脳裏には怒った顔をした私そっくりの女性が見えた。 ・・・私? ううん、違うわね。 ・・・髪が長いもの。 ・・・誰なんだろう? 『・・・余計な事をしてくれたねぇ』 その女性は幾分嬉しそうにそう呟いた。 そうして、私の中で何かが切り替わる。 確かに、そんな感じがしたのだ。 勿論、これもイメージだ。 しかし・・・確かに何かが切り替わったのだ。 私はその衝撃で、一気に覚醒状態に戻っていた。 今までは一種のトランス状態にあったらしい。 いまだに頭の芯がズキズキ痛む。 もはや脳裏にあの女性の姿は見えなくなっていた。 ・・・なんとも不思議な体験をしてしまった様だ。 「ふー・・・。 ねえ、何か聞こえなかったの?」 「いいえ。 ・・・もしかして、何か聞こえたの?」 「ううん。 多分気のせい。 それよりもう終わりにしましょう。 なんか疲れちゃった」 実際に私は疲れ切っていた。 これは、あの不思議な体験の後遺症なのだろうか? 「まあ、アンタ今日は二日酔いだしね?」 「もー・・・。 そんなのじゃないってば」 私達はそんな話しをしながら、町に向かって歩き出した。 私が家に帰ったのは、夜遅くになってからだった。 そうして、ベッドに入ってまどろみはじめた私に問いかける声がした。 『さっきも言ったけど、本当に余計なマネをしてくれたねぇ』 その声に私は一気に目が覚めた。 私の脳裏には再びあの女性の姿が見えていた。 「あ、あなた、だれなの!」 『大きな声を出さなくても聞こえているよ。 私はアンタの中にいるんだからねぇ』 「な!? 私の中!?」 『心で話しをするんだ。 試してごらん』 私は言われた通りに、心で話しかける様にして問いかけてみる。 『こ、こうかな?』 『そうそう、やれば出来るじゃないか。 その調子で明日からも健やかに過ごしておくれ』 『ちょっと、あんた誰なのよ!?』 私の問いかけに、彼女は『知ってるでしょ?』っていいたげに答える。 『私かい? 私はジャニンバル・デイジー。 太古の昔に魔女と呼ばれた人間さ』 『ま、まじょ・でいじー・・・ウッソー・・・私、とり憑かれちゃったの?』 『人を悪霊みたいにいうんじゃないよ。 私はあんたの御先祖様なんだよ?』 ・・・驚いた。 あのデイジー本人が、私の中にいるらしい。 脳裏のデイジーは膨れっ面を浮かべていた。 その時気付いたのだが彼女の目は伝承通りの異様なものだった。 しかし、腰まで届く美しい銀髪とその蛇の目は不思議と似合っている。 ・・・こうやって冷静になって見ると、本当に私にソックリねー・・・。 『だから私はアンタの御先祖様なんだってば。 まあ、これからしばらくよろしくねぇ』 その声を最後にデイジーの意識が脳裏から消えた。 眠ったのかもしれない。 「なんでこんな事になっちゃたんだろう」 私は思わずベットの上で頭を抱える。 眠気なんて完全に消え失せてしまった。 明日からの生活が波瀾に包まれるであろう事を、私は感じていた。 <続く> |