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東京魔人學園SS 妖怪ハンターシリーズ4 作;雪乃丞

真紅の鎌 《後日談》






 この地方独特の切り立った崖に挟まれるようにして、広がる谷の出口にその村はあった。

 『加瀬谷村』。 地元では『風谷村』と書く。 それほど年間を通して風が強い地域なのだ。

 その谷の奥には『妖怪』と呼ばれた生き物達の集落があったと伝承は伝える。

 その集落のあったといわれる場所には、人との共存を望んだ心優しい生き物達の墓があった。

 その墓の前に座り、静かな死を願った青年は、一人の少年と再会した。

「やあ、久しぶり」

「何を・・しに来たんだ?」

「いずれはみんなも分ってくれると思うんだ。 それまで、オレ達の一族だけじゃダメかな。
そういうのは・・・共存って言えないのかな?」

「お前は、本当に・・・変わっているよ」

 人との共存を望み裏切られた青年は、心優しい少年によって魂の煉獄から救われたと伝承は伝えている。



<本当に終わり>